革靴の製造工程

革靴の製造工程(前半)

さてさて、ここで革靴がどのように作られているのかを解説していきます!!製造の方法は会社やブランドによって異なりますので、これからご説明するのは僕が知っている革靴の製造工程です(^^)参考までにご覧ください。

(1)型紙をつくり、表甲・甲裏・中底・表底など必要なすべての靴の抜型を作成していきます。靴の甲裁断は、革の表面・裏面のキズを避けて裁断していったり、革の部位による品質の違いや革の方向などにも細心の注意を払いながら進めていきます。一枚の革をできる限りムダのないように使っていきます。言葉で言うのは簡単ですが、けっこう大変なんですよ。革は一枚一枚品質が違ったり、一枚の革でも部位によって質がまちまちです。またその革の繊維の方向でも強度が異なります。なので、最高の革靴を作るには熟練した技が必要になってくるんですね。

(2)(1)で裁断した甲革・裏革の縁の断面を斜めにします。これは、縫ったり張ったりするときに厚みが出ないように、そして作業がしやすいようにするためです。

(3)そして、革の断面をきれいに斜めに切ったら、各部の部品を縫い合せていきます。これで甲革の部分は出来上がり~!!

これからは各種の製法によって作業方法が大きく異なりますので、次の『靴の製造工程(後半)』でお話していきますね!!

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靴の製造工程(後半)

さて、『靴の製造工程(前半)』はご覧いただけましたか?ここでは、続きの『靴の製造工程(後半)』をお話していきます。革靴の製造工程の、甲革と底を付けていく部分の説明です(^^)後半部分は、たくさん製造方法があるので、いくつか書いておきます!

グッドイヤーウェルト製法
俗にグッドイヤーと呼ばれる製法です。甲の革、中底、コバ(靴底と靴を縫い合わせている部分のところ)がすくい縫いで縫われていて、コバと表の底が出し縫いで縫われています。それなので、とーっても頑丈ですよ!表から見ると、コバと底に縫い目がはっきり見えるのが特徴的。中底と表底の間にコルクの層があるのも特徴ですよ。ただし、グッドイヤーウェルト製法の一番の特徴は、オールソール交換(靴底の総取り替え)ができることなのです!!!オールソール交換ができるということは、1つの革靴を長く愛用できるということです。初めて知った時、なんて靴に優しい製法なんだろうと思いました(笑)革靴も喜びますよね。イギリス製の靴によく使用されている製法です。さすがイギリス。
マッケイ製法
マッケイ縫いとは、アッパーと中底と本底を一気にぶっ通して縫い合わせる製法です。(ぶっ通してなんて、ちょっと言い方が汚くて申し訳ないです^^;)甲の革と中底が袋縫いで縫われていて、甲の革と表底が、マッケイ縫いです。甲革、中底、表底がマッケイ縫いされているものがありますよ~。製造工程はグッドイヤーウェルト製法よりもシンプルですけど、グッドイヤーのごつさがないので、足に柔らかくなじみます。見た目は、コバ(靴底と靴を縫い合わせている部分のところ)はグッドイヤーみたいに出ていないですね。ソールにだけ縫い目があるのが特徴です。コバが出ていないぶんシルエットがスマートですよ。グッドイヤー製法はオールソール交換ができましたけど、こちらのマッケイ製法ではできません。
ブラック・ラピド製法
甲の革、中底、中間底がマッケイ縫いされていて、中間底と表底が出し縫いされています。中底と中間底の間にコルクなどが詰められています。マッケイ製法に近いですが、見た目はグッドイヤー製法に似ています。ただしオールソール交換はできません。しかし、一般のマッケイよりも頑丈で、雨にも強いですよ~!!
セメンテッド製法
甲の革と中底と表底が縫われずに、接着剤で付けられています。したがって、縫製されていないので、強度が弱いですね~・・・。しかし、接着剤を利用することで、色々なソールにも対応できて、デザインで広がりますよ!!コバがある風にもつくれるので、コストがかからずに高価な靴に見せかけられるということです(笑)
ノルウィージャン製法
甲革を表に曲げて、中底と出し縫いし、甲革、中間底も出し縫いします。そして、中間底と表底を出し縫いします。その為、甲革の周りには、三つの出し縫いのあとが見られ、その縫い目がデザインとしても特徴的です。「雪の中を歩く靴」を作るために生み出された製法で、防寒用の厚いアウトソールを縫い付けるため太い糸が使用されるんですけど、外観はだいぶカジュアルです。なので、ジーパンなんかと合わせて私服で履くことをおすすめします☆ちなみに出し縫いとは、簡単に言えばコバと本底を縫い合わせる作業、またはその縫い目のことをいいます。マッケイ製法の場合はマッケイ縫い、もしくは本縫いと呼んで区別しているんですよ!!
ノルヴェジェーゼ製法
甲革、中底をすくい縫いした後、甲革、中間底を出し縫いして、中間底、表底を出し縫いする製法です。ノルウィージャンの変形ですね♪
ステッチダウン製法
アッパーを足型に沿って外側に引き伸ばして、アウトソールに縫い付ける製法です。こうすると軽く屈曲性も良いのでカジュアルな靴に多く使われます!コストもかからないのでいいですね(^^)
ボローニャ製法
イタリア・ボローニャ地方に古くから伝わるマッケイ製法の発展バージョン!!つま先部分は、アッパーとインソールを袋縫いにします。アウトソールの内側に釣り込み、かかと部分は後足部に沿って釣り込み、ソールに固定します。つま先部分が袋状となるため、足当たりが柔らかくて、緩衝材を入れることができるので、ウォーキングシューズなどにもよく使われる製法ですね(^^)手間とコストがかかる、高級な製法ですよ~!!
ブラック・ラピッド製法
アッパーからアウトソールまで一発で縫うグッドイヤーウェルトとマッケイの中間的な製法です。反りが良く軽くてさわやか~な履き心地です!!
チロレーゼ製法
グッドイヤーウェルトにマッケイを加えた製法です。革をL字に曲げて、2回の出し縫いで、内側はミッドソール、外側はアウトソールに縫いつけていきます。
カリフォルニア・プラット製法
アッパー・裏革・中敷きを一体化して袋状に縫い合わせる、ソフトで柔軟性がある製法です。
オパンケ製法
ソールとアッパーの土踏まず部分を、ソール側を引っ張りあげて、あえて見える所で縫い合わせる製法です。匠の技がないとできませんよ!!

スタイリッシュな足元